cTrader Smart Stop Out
cTrader のスマートストップアウトのロジックは、トレーダーの口座を最大限に保護するよう設計されています。このロジックは、より高度なアルゴリズムを使用することでユーザーに大きなメリットをもたらすため、cTrader のフェアストップアウトのロジックに代わるものです。
残高バーに表示される証拠金維持率がスマートストップアウトレベルを下回った場合、証拠金維持率がスマートストップアウトレベルを上回るまで、ポジションは部分的に決済され始めます。
スマートストップアウトのロジックは、証拠金維持率を安全に回復し、ポジション自体、ポジションのエントリーポイント、そして取引口座をできる限り長く保護するために、最大のポジションから絶対に必要な分だけを決済します。
例:
ある口座が以下の条件を持つ場合:
- Balance: $500
- レバレッジ:1:1000
- スマートストップアウト:50%
- Equity: $500
この口座が以下の2つのポジションを建てた場合:
- 買い - 200,000 - USD/JPY
- 買い - 50,000 - USD/JPY
両方のポジションは同じエントリー価格です。
この口座は直ちに証拠金維持率100%となります。証拠金維持率が100%に達すると、追加の証拠金を必要とするポジションはそれ以上建てることができません。
USD/JPY の価格が10pips下落すると、証拠金維持率は50%となり、スマートストップアウト機能が発動します。
計算:
- 250,000 USD/JPY のpip値 = ¥2,500(÷101.33 = $24.67)
- 10.2[pips] × $24.67[pip値] = $251.63
- 有効証拠金($500 - $251.63[評価損益] = $248.37) ÷ $500[使用証拠金] = 0.497(×100 = 49.7%)
Note: 本例の主な目的はスマートストップアウト機能の挙動に焦点を当てることであるため、簡略化のため手数料とスプレッドは考慮しないものとします。
スマートストップアウトに達すると、cTrader は口座の証拠金維持率をスマートストップアウトレベルより高く回復させるための処理を行う必要があります。cTrader は最大のポジションを部分的に決済し、必要な分の証拠金のみを解放します(ただし1,000通貨単位への四捨五入という若干の例外があります)。
この場合、200,000 USD/JPY のポジションは、2,000 USD/JPY を売却することにより、198,000 USD/JPY に変更されます。
10.2pipsの損失で2,000 USD/JPYを決済すると$2.01の損失が発生しますが、この損失にもかかわらず、ポジションを維持するために必要な証拠金額を$4削減します。
以下では、このイベントが口座にどのような影響を与えるか、また使用される計算方法をご確認いただけます。
Balance = $497.99
- $0.19736[2,000 USD/JPYのpip値] × 10.2[pips損失] = $2.01
248,000 USD/JPYの使用証拠金 = $496
評価損益(P&L) = $249.64
- ¥1,000[100,000 USD/JPYのpip値] × 2.48[建玉数量] = ¥2,480 × 10.2[pips損失] = ¥25,296(÷101.33[USD/JPYレート] = $249.64)
Equity = $248.35
- $497.99[残高] - $249.64[評価損益] = 248.35
証拠金維持率 = 50.07%
- 248.35[有効証拠金] ÷ 496[使用証拠金] = 0.507 × 100 = 50.07%
これにより、口座の証拠金維持率は50.07%まで回復し、取引口座への影響を最小限に抑えつつ、スマートストップアウトレベルをわずかに上回る水準となります。